
会社の同僚に仕事が辛くて辞めたいと言ったら「逃げたっていいことない」と言われた。本当にそうなの?
このような疑問を抱えてませんか?
会社を辞めたいと悩んでいる40代の方もいると思います。理由はそれぞれでその度合いも様々だと思います。
また40代ともなるとそのような悩みを誰にも打ち明けることができず一人で悩んでいる場合が多いのではないでしょうか?
- 会社辞をめたいと思う時に考えるべき3つのこと
- それでも無理なら「転職する」という選択肢を持つ
- 40代で転職をする方法

この記事はキャリアカウンセラー有資格者の私が書いてます。自身の4度の転職経験も踏まえ30代後半から40代を中心に転職支援をしており、40代の方でも正社員として採用されている実績があります
うまくやっている他人を見ると、「どうして自分だけが…」と悩んでいませんか?かといって会社を辞めたらもう次はないという不安がありどうすればこの辛さから解放されるのだろうと。
本記事では私自身の経験も含め、「まず最初に考えるべきこと」で自分にできることとできないことに分け、その後の「とるべき行動」を解説します。
悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

実は私自身もかつて会社が辛くて悩みに悩んだ経験があります。平日の朝は気分が落ち込み、起きるのが本当に辛く「今日休めたらどんなに楽か」といつも考えていました。
辛い、辞めたいと思う時に考えるべき3ステップ

悩みといってもほとんどの場合単体ではなく複数のことが重なっていると思います。
まず悩みを細分化し、それぞれの悩みに対して今できることがあるか、ないかを検討します。
①悩む理由は何かを明確にする
まず悩みを一つ一つを紙に書き出します。下記のようにカテゴリー別に分け、できるだけ詳細に悩みを記入してください。
人間関係
- 上司から頻繁に叱責される
- 自分が必要とされてないと感じてしまう
- 周りからバカにされているように感じる
条件面
- とにかく給料が安い
- 残業が多い、夜勤がきつい
- 連日の満員電車が耐えられない
仕事面
- 正当に評価されない
- 仕事が自分に合わない
- 分不相応な役割を与えられている
- 若い世代についていけない
その他
- とにかく疲れた
- 働く意欲がわかない
- 全く先が見えない
今自分がいくつの悩みを抱えているか?それはどの程度深刻か?を考えることで解決できる糸口が見つかります。
②自分にできることとできないことを分ける
次にできることとできないことを分け、自分が行動することで変えられることは変えていきましょう。一方自分ではどうにもならないことは、今の職場では無理と割り切った方がいいでしょう。
「とにかく給料が安い」
給料が安い場合は副業をするなどである程度改善できると思います。
できればアルバイトなどではなくネットビジネスなどスキルが身に付く仕事がいいと思います。
「満員電車に耐えられない」
満員電車を避けたいなら何本か早い電車で行くなどの対処ができます。
朝早いのはきついかもしれませんが、その時間を資格の勉強や仕事の準備・予習などに使うことができます。
「正当に評価されない」
「評価は自分の努力次第でどうにでもなるのでは?」と思いがちですが、そうでもありません。
人が評価をする以上不公平感は生まれますし、必ずしも努力が報われるとは限りません。
第三者が評価をする以上それをコントロールすることはできないんです。
「分不相応な役割を与えられた」
「やりたくもない管理職を任された」「行きたくもない部署に異動になった」なども自分ではどうすることもできません。
悩みが深刻な場合はキャリアカウンセラーなどの専門家と面談することで解決の糸口が見つかる可能性はあります。
「人間関係」について
人間関係は全ての悩みの根源になっていることもあります。ほとんどの場合はどうすることもできないですが、場合によっては改善できることもあります。詳しくは過去記事を参照してください。
③ある程度悩みを把握したら相談してみる
自分ではどうにもならない場合は誰かに相談してみてください。
これはあくまで社内外問わず信頼できる人に限ります。
アドバイスをもらうというより自分の気持ちを聞いてもらい、改めて各問題に対し自問自答するためです。
話を聞いてもらうだけでもずいぶんと楽になります。
ただし、否定してきそうな人は避けてください。
「辞めてどうするの?」や「それは逃げでは?」などを言いそうな人は避けてください。
その手の人とはどこまで行っても平行線になります、たとえ仲のいい人でも。
ただ、できれば専門家に相談することをおすすめします。

無料で相談できる窓口を紹介しているので詳しくは下記の記事をご覧ください
それでも無理なら会社を辞める、転職を考える

上記のどれでも解決しそうにないときは退職、転職も考えます。
ただ、これらは勇気のいる決断となりますので「もし自分が会社を辞めたらどんな気持ちになるか?」を想像してください。
「辞めてもいい」というという選択肢で気持ちが少し楽になるなら転職を考えてください。
最優先するべきはあなたの体と心です。
後述しますが40代でも転職は可能です。
会社を辞める
少し休みたい、多少お金に余裕はあるという方は一旦退職した後ゆっくり転職活動をするのがいいと思います。
真面目な人は会社に迷惑がかかるなど責任を感じるかもしれませんが、自分の心と体を最優先してください。
会社は一人くらいいなくても意外と何とかなるものです。
転職をする
すぐに辞めたいけど金銭的に余裕がない、仕事が決まらないまま辞めるのは家族の理解などが得られないと考えている方は、在職中に転職をするのが最適解だといえます。
在職中の転職の仕方は以下で説明します。

仕事以外も忙しくて、在職中に転職活動は厳しいかな。かといって先に辞めてしまうのは経済的に厳しくて…

一人で抱え込む必要はありません。転職エージェントなど使えるものはフル活用してください
在職中の転職活動は転職エージェントを使う
在職中の40代が転職活動を一人で行うのは本当に大変です。
そのような時は転職エージェントを利用するのが最も効率的です。
転職エージェントは企業と求職者をマッチングさせるサービスです。
企業側が料金を支払うので求職者は無料で利用できるという大きなメリットがあります。
主な利用すべき理由を以下3点にまとめました。
① 面接や入社日の日程調整ができる
在職中の転職活動はあらゆる面で大変ですが、まず日程の調整が困難です。
筆記試験、一次面接、二次面接と短期間で企業側が指定した日に休みを取るのは難しいですよね。
転職エージェントの担当者はそのような日程調整も極力こちらの意向をくんでくれるよう交渉してくれます。
入社日に関しても同様です。
②ブラック企業を極力避けられる
正確には短期離職者が多い企業はそもそもエージェントを使わないという事です。
求職者の入社後に企業側が年収の30%ほどをエージェント側に支払うので短期で離職の多い企業は割に合いません。
なので結果として短期離職の多いブラック企業はエージェントを利用しづらいという事なんです。
③非公開の求人案件が多数ある
エージェントは一般に公開されてない非公開求人を含めた案件を多数所持しています。
その中からあなたの希望に沿った求人を厳選してくれます。
それだけではなく、応募書類の添削から、面接のサポートまでしてくれるので求職者にはメリットしかありません。
転職エージェントへの疑問【本当に誰でも使えるか?】

転職エージェントのメリットは分かったが40代でも大丈夫か?直近は派遣社員の実績しかないがそれでもいいのか?何となくハードルが高い、と思う方も多いと思います。
もちろん全て問題ありません。
年齢や地域によっては難しいのでは?
転職エージェントは多数ありますが以下に紹介する大手の総合型エージェントなら問題ありません。
幅広い年齢層と地域、業界をカバーしています。
紹介されたら断りづらい?
そこまでマッチング率が高いわけではありません。
それは求職者側も企業側も当然NGを出すことがあるわけです。
他の利用者も皆、合わないと思えば普通に断っているので問題ありません。
どの転職エージェントを利用していいかわからない
転職エージェントは以下に紹介する総合型のDODAとキャリアパソナがお勧めです。
それと東京都内勤務を希望される方は、エージェントサービスではないですが 東京しごとセンター ミドルコーナー をおすすめします。
どうしても担当者との相性もあるので複数のエージェントに登録しおくのがベストです。
合わなければ断っても大丈夫です。
DODAエージェントサービス
業界大手の総合型転職エージェントで年齢層や地域、業界も幅広くカバーしています。
10万件の求人や実績、満足度も文句なし。
登録することで転職に関する様々なサービスが無料で受けられます。
パソナキャリア
こちらも同じく大手総合型の転職エージェント。
幅広く網羅しており25万人の転職実績とオリコン顧客満足度3年連続1位。
女性の求人にも強く、登録すべきエージェントです。
もちろん男性も登録できます。
東京しごとセンター ミドルコーナー
転職エージェントではないですが、東京都内で働くことを希望する 30〜54歳の就職・転職をサポートしています。
都内での雇用・就業を支援するために、東京都が設置した仕事に関するワンストップサービスセンターです。
登録することで専任の就職支援アドバイザーがあなたの活動を支援してくれます。
東京都内勤務を希望する方にはおすすめです。

いずれもおすすめの転職エージェントです。詳細をぜひご覧ください
まとめ

まずは今の職場にいながら悩みを解消できる方法を考えるのがベストです。
ただ、解決しない場合は勇気を持って一歩を踏み出してみるといいと思います。
環境を変えるだけでうまくいくこともあります。
- 自分の悩みを細分化し明確にする
- 「できること」「どうにもならないこと」に分け、できることに注力する
- 会社を辞めるか転職するという選択肢を持っておく
- 転職する場合は転職エージェントを有効に使う
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